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国産は安全?懐石キャットフード

人間の食べ物と同じく、猫ちゃんのごはんも国産が良いと思われる方もいるはずです。
そこで純国産・懐石の成分を分析し、口コミをまとめました。
■懐石とは
懐石はあの有名な日清製粉グループの日進ペットフード株式会社が製造・販売している純国産のキャットフードです。
美味しさを追求し、猫ちゃんが飽きずに食べられる工夫が施されています。
一箱で複数のフレーバーを楽しむことができ、小魚やかつお節などの贅沢なトッピングは人間が見ても美味しそうです。
純国産とはいえ、懐石は安心して与えられるキャットフードなのでしょうか。

■原料と成分は安全?懐石を分析してみた!

kaiseki

今回は懐石 2dish 海のおいしさ 瀬戸内の小魚ペア(以下「懐石」とします。)の成分と原材料を見ていきましょう

まずは成分をご紹介します。
粗たんぱく質と粗脂肪は全米飼料検査官協会(AAFCO)が定める成猫の維持下限ギリギリを行き、カロリーが 340kcal/100g とかなり低いです。
子猫に与えるには栄養不足なキャットフードと言えます。

 

原材料はさすが日清製粉、穀物がふんだんに使用されていますね。
アレルギー性物質のとうもろこし・コーングルテンミール・ホミニーフィード・小麦粉のほか、猫ちゃんは甘味をほぼ感じないにもかかわらず、わざわざ中白糖まで使用されています。
ここだけ見るとクッキーのような原材料です。
主原料を見る限り、大切な猫ちゃんにあまり与えたくないと感じます。

 

続いて肉類は謎の「チキンミール」同じく魚介類も「フィッシュミール」と原料が明確に表記されないため、かなり不透明な印象を受けました。
魚介系に関してはフィッシュミール以外すべてがトッピングです。

 

かなり不健康な成分が続きますが、良いところもたくさんあります。
油脂類に美容成分として大人気の月見草オイルを使用したり、食物繊維が野菜由来であったり、お通じケアに役立つオリゴ糖を配合したりしていました。
また、トッピングで良い香りがするため、香料の添加はありません。
酸化防止剤も天然のローズマリー抽出物を使用し、酸化防止のため脱酸素剤を封入しているようです。

 

しかし、ハート型や魚型の可愛らしい粒には着色料が使用されています。
キャットフードの色は食いつきや栄養に影響しないため、懐石は「人間のため」に着色されているのです。
懐石では合成着色料のほか、カビ菌由来の着色料を使用しています。
これらは海外で使用禁止にされているほか、健康被害が出る可能性があるため、大切な猫ちゃんに与えるべきではありません。
懐石が使用している着色料は以下の4つです。

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・黄色4号(染色体異常・下痢)
・青色1号(発がん性・アメリカと EU 諸国で使用禁止)
・ベニコウジ色素(猫への投与に関する安全性が証明されていない)

■純国産の懐石は良品?

ここまで成分や原料を見てきましたが、率直な感想を述べると「価格の割に粗悪」と言わざるを得ません。

kaiseki

飼料として安価なとうもろこし・コーングルテンミール・ホミニーフィードを大量に使用することで、コストダウンとカロリーダウンを行っています。

猫ちゃんの体に一番大切な動物性たんぱく質はたった3品目、しかも少量しか含まれていないのは、キャットフードと呼べるのか疑問を感じます。

着色に関してメーカーは「見た目の楽しさを追求した」と、猫ちゃんのことを一切考えていないようなコメントを出しました。

懐石は、総合栄養食としていうよりは飼い主さんが見た目を楽しめるキャットフードかもしれません。

 

日本人の感覚として「国産は安全」と思いがちですが、ペットフードに限っては日本より海外のほうが安全性が高いのです。
ペットフード安全法では「原材料に含まれる添加物の表示は義務ではない」としているため、仮に有毒な添加物で保存していたお肉を使っても罰せられません。
猫ちゃんの安全を考えると、安全性が高いイギリスやオーストラリア産のキャットフードを選ぶほうが安全と言えます。

■懐石の評判は?ネット上のユーザーの反応

インターネット上でのレビューをまとめてみました。

 

メリットまとめ
・食いつきが良い
・個別包装が嬉しい
・人間が食べてもおいしい

 

上質なトッピングが猫ちゃんの食欲をそそるようです。
個別包装で脱酸素剤が封入されているため、酸化を防ぐことができます。
レビューを書いている方には多頭飼いのおうちが多いようで、懐石そのものをトッピングとして与えている方が多いようでした。
おうちによっては懐石の取り合いになるそうです。

 

デメリットまとめ
・リニューアル後の改悪
・トッピングを食べない
・着色料の使用

 

リニューアル後、色が濃くなったと指摘する方が言いました。
確かに写真で見比べると、赤色と青色が濃くなっています。
着色料の使用が増えているとしたら、改悪と言わざるを得ません。
トッピングは猫ちゃんの好みによりますが、小魚と言いつつも 2cm 程のいりこが入っており、食べにくさから残してしまうことがあるようです。

 

総合まとめ
・トッピングの豊かな香りで食いつき抜群
・人間の好みに合うお味と色
・個別包装でいつでも新鮮
・穀物と合成着色料が多用されているため危険

■まとめ

今回は純国産のキャットフード、懐石を分析してみました。
残念ながら、必ずしも「国産が安全」ではないというのが現実です。
猫ちゃんのために、安全で無添加なキャットフードを選んであげてくださいね。

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管理人がキャットフードを実際に試してみました。


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